ICEF2026 プログラム

メインテーマ

「エレクトロステート」への移行と安全保障を通じたGX(グリーントランスフォーメーション)

エネルギー安全保障とエネルギー・トランジションに向けた各国の方向性は、資源、産業構造、技術、政策の違いを反映し、決まった方向性はありません。
一つの考え方として、化石燃料資源を軸とする戦略をとる「ペトロステート(石油国家)」と呼べる国もあれば、電化技術を中心とした戦略で「エレクトロステート(電化国家)」へ移行しつつある国もあります。しかし実際には、多くの国が電化と従来のエネルギー源の継続利用を組み合わせた、ハイブリッドな形態をとっています。
同時に、ホルムズ海峡をめぐる情勢などを受け、各国はエネルギー安全保障戦略を見直し、エネルギーシステムの強靭性(レジリエンス)を強化しようとしています。こうした状況下において、例えば、電化は、脱炭素、産業競争力、そしてエネルギー安全保障の実現に向けた方向性の一つです。IEAが発表したWorld Energy Outlook 2025でも「Age of Electricity(電気の時代)」が到来し、電化の動きが急速に加速していることが言及されています。
ICEF2026では、現実的かつ地域特性に応じた移行の道筋の必要性を踏まえつつ、一つの可能性として、低炭素電源を用いた電力がどのように「グリーントランスフォーメーション(GX)」や「エネルギーの多角化」に貢献するのか、各分野との関係の中で議論をしていきます。

※開催時間、およびセッションタイトルは、変更となる場合がございます。

10月8日(木)ウェスティンホテル東京 A会場(B2F)

9:00-9:15

開会式

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9:20-10:50

プレナリー1
キーノートセッション

地政学的リスク、資源制約、電力需要の増加が世界のエネルギー情勢を大きく変える中、各国は自国の資源賦存状況、技術的強み、安全保障政策、事業環境に応じ、異なる脱炭素化への道筋を模索しています。
本セッションでは、各国が追求する戦略を取り上げ、目標の達成に向けた道筋を明らかにし、国際協力が世界全体の脱炭素化をさらに加速し得るのかについて議論します。

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モデレーター
田中 伸男(委員長)

田中 伸男

ICEF 運営委員長
元国際エネルギー機関(IEA)事務局長
タナカグローバル株式会社 代表
(日本)

アドナン・Z・アミン

アドナン・Z・アミン

ICEF 運営委員
ハーバード大学ケネディースクール 科学・国際関係ベルファーセンター シニアフェロー
国際再生可能エネルギー機関(IRENA) 名誉事務局長
COP28 議長上級顧問
世界エネルギー会議 役員会議長
(ケニア)

スピーカー

登壇者詳細は近日公開予定です。

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11:00-12:00

セッション A-1
EV普及と地域成長戦略(仮題)

EVは、モビリティ分野の脱炭素化に向けた重要な選択肢です。また、各国のエネルギー構造、産業基盤、都市交通ニーズ、成長戦略に応じて異なる役割を担っています。先進国では再エネ導入拡大や電力系統の柔軟性・レジリエンス向上への貢献が期待される一方で、グローバルサウスでは石油輸入依存の低減、大気汚染対策、国内産業育成の観点から普及が進んでいます。本セッションでは、地域ごとの期待、政策、インフラ制約を踏まえ、適切なEV普及モデルと国際協力の可能性を議論します。

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モデレーター
ネボイシァ・ナキチェノヴィッチ

ネボイシァ・
ナキチェノヴィッチ

ICEF 運営委員
国際応用システム分析研究所(IIASA)
名誉研究員
ウィーン工科大学 エネルギー経済 名誉教授
(オーストリア/セルビア)

ウー・チャンホワ

ウー・チャンホワ

ICEF 運営委員
ジェレミー・リフキンオフィス
中国・アジアディレクター
アジア・太平洋水フォーラム執行審議会 議長
(アメリカ/中国)

スピーカー

登壇者詳細は近日公開予定です。

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13:00-14:00

セッション A-2
先進原子炉(仮題)

AIデータセンターの急拡大や各分野での電化の進展により、クリーンで安定した24時間365日の電力供給の必要性が増しています。このニーズに応える有力な解決策として、小型モジュール炉(SMR)を含む先進的原子力技術への期待が高まっています。
本セッションでは電化の加速に必要な戦略的枠組みを検討するとともに、その中での原子力の役割を明確化します。議論では北米におけるSMR導入、SMRに関する三国間協力、およびそれを支える強靭なサプライチェーンの構築について取り上げます。また、資源の有効利用により持続可能で安全なエネルギーシステムの実現への貢献することを見据え、高速炉についても議論します。

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モデレーター
田中 伸男(委員長)

田中 伸男

ICEF 運営委員長
元国際エネルギー機関(IEA)事務局長
タナカグローバル株式会社 代表
(日本)

エイヤ-リイタ・コーホラ

エイヤ-リイタ・コーホラ

ICEF 運営委員
欧州経済社会評議会 CCMI代表
(フィンランド/ベルギー)

スピーカー

登壇者詳細は近日公開予定です。

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14:10-15:40

セッション A-3
デジタル時代のエネルギー安全保障:地上の系統最適化と宇宙データセンターの可能性

パート1
デジタルと電力をつなぐ戦略インフラ:次世代データセンターの役割

デジタル技術と電力システムが相互に結びつく領域は、次世代の戦略インフラとして重要性を増しています。今後の政策課題は、データセンターを低炭素電源や適切な通信ネットワークに接続するとともに、災害、サイバー攻撃、地政学リスクの下でもAI・データ処理機能を維持できる基盤を整えることです。この領域は、脱炭素化、AI競争力、分散型で安定した電力供給、デジタル主権(データやAI基盤を自律的に管理・活用する力)を支える、次世代の経済安全保障上の重要基盤です。将来的に大きな電力需要を生む一方、柔軟なエネルギーマネジメントを通じて、変動性再生可能エネルギーの導入拡大にも貢献し得ます。本セッションでは、柔軟性を事業価値へ転換するための主要課題と戦略的対応を議論します。

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モデレーター
サリー・M・ベンソン

サリー・M・ベンソン

ICEF 運営委員
スタンフォード大学教授(エネルギー理工学)
(アメリカ)

デービッド・サンダロー

デービッド・サンダロー

ICEF 運営委員
コロンビア大学世界エネルギー政策センター 創立フェロー
コロンビア大学国際関係公共政策大学院
エネルギー・環境部門 共同ディレクター
(アメリカ)

スピーカー
トーマス・ウィルソン

トーマス・ウィルソン

米国電力研究所(EPRI) 主席技術責任者
(アメリカ)

※その他の登壇者につきましては、決定次第、順次発表いたします。

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パート2
ICEF ロードマップ プロジェクト:宇宙データセンター

多くの人にとって、宇宙空間に設置されるデータセンターは、真剣な検討対象というよりもSFに近いものに思えるかもしれません。しかし、すでに複数の企業が宇宙データセンターの開発に着手しており、今後さらなる大規模投資も計画されています。こうした投資と、低軌道上でデータセンターを運用することへの関心は、AI主導の計算需要の急速な拡大と、ペイロードを宇宙へ打ち上げるコストの劇的な低下という2つの潮流によって高まりを見せています。
2026年ICEF Roadmapでは、宇宙データセンターの実現可能性、その導入が持続可能性に与える影響、ならびに必要となる管理・運用体制や制度的枠組みについて検討します。

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モデレーター
デービッド・サンダロー

デービッド・サンダロー

ICEF 運営委員
コロンビア大学世界エネルギー政策センター 創立フェロー
コロンビア大学国際関係公共政策大学院
エネルギー・環境部門 共同ディレクター
(アメリカ)

サリー・M・ベンソン

サリー・M・ベンソン

ICEF 運営委員
スタンフォード大学教授(エネルギー理工学)
(アメリカ)

スピーカー

登壇者詳細は近日公開予定です。

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15:50-17:20

プレナリー2
安全保障、柔軟性、強靭性を備えた電力システムへ(仮題)

急速な電化の時代を迎える新興国・途上国では、電力は経済成長、産業化、都市化、デジタル化、生活を支える基盤として、その重要性を一段と高めています。本セッションでは、安全で、柔軟かつ強靭な電力システムをどのように構築すべきかを議論します。
電力が経済社会を支える中核インフラとなる中で、外部ショックによって顕在化し得る、電力システム、制度、資金調達における対応力の不足を含む構造的な脆弱性を取り上げます。また、電力需要の拡大を見据え、将来のボトルネックを回避するために必要な中長期的な対応を検討します。
さらに、電力システム全体の解決策、ファイナンスの在り方、国際協力の方向性等について議論します。

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モデレーター
ホーセン・リー

ホーセン・リー

ICEF 運営委員
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
元議長
カーボンフリーアライアンス 会長
(大韓民国)

イスマイル・セラゲルディン

イスマイル・セラゲルディン

ICEF 運営委員
ニザーミー・ギャンジャヴィー国際センター
評議会 議長
アレキサンドリア図書館 創立名誉館長
元世界銀行副総裁
(エジプト)

黒田 玲子

黒田 玲子

ICEF 運営委員
千葉工業大学 変革センター 主席研究員
理化学研究所 生命医科学研究センター
客員主管研究員
東京大学 名誉教授
(日本)

スピーカー
クリストフ・メンケ

クリストフ・メンケ

ドイツ・トリーア応用科学大学 エネルギー工学退官教授
マレーシア開催・アジア太平洋グリーン水素会議・展示会 議長
タイ・キングモンクット工科大学トンブリ校 エネルギー環境合同大学院 特別教授
(ドイツ)

※その他の登壇者につきましては、決定次第、順次発表いたします。

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17:25-18:10

閉会式

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10月8日(木)ウェスティンホテル東京 B会場(B2F)

13:00-14:00

セッション B-1
データ連携による強靭な循環型バリューチェーンの構築

サーキュラーエコノミー(CE)は、環境政策に加え、資源安全保障や産業競争力を支える重要な戦略として注目されています。重要鉱物や再生材の安定確保、サプライチェーンの強靭化などを背景に、政策・制度も進化し、また資源循環の実現に向けてはデジタルプロダクトパスポートやデータプラットフォームを活用したデータ連携が不可欠となっています。本セッションでは、CEを巡る政策・制度の最新動向を整理するとともに、繊維等の事例を通じて、資源情報の可視化やサプライチェーンを横断したデータ連携が果たす役割と、資源循環と経済安全保障を両立する次世代の循環型産業システムの可能性について議論します。

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モデレーター
坂野 晶

坂野 晶

ICEF 運営委員
一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン
代表理事
一般社団法人Green innovation 共同代表
株式会社ECOMMIT 上席執行役員
Chief Circularity Officer
至善館大学 循環未来デザインセンター
特命准教授
(日本)

バリー・ムーサ

バリー・ムーサ

ICEF 運営委員
WWF 南アフリカ 理事長
元大統領気候変動委員会 副議長
元国際自然保護連合(IUCN)会長
元南アフリカ共和国 環境大臣
元国連持続可能な開発委員会 議長
(南アフリカ)

スピーカー

登壇者詳細は近日公開予定です。

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14:10-15:10

セッション B-2
期待先行から市場形成へ:低排出水素の供給を実需につなぐ

水素は期待先行の段階を越え、実需に基づく市場形成が問われています。近年のプロジェクト遅延や市場撤退、投資家心理の悪化は、供給計画だけでは市場を構築できないことを示しています。低排出水素とその派生物を、電化が困難な分野の需要につなげるには、バリューチェーン全体で供給、利用、インフラ、認証を結びつけ、低コスト化を進める必要があります。本セッションでは、既存水素利用の脱炭素化と大規模実装の道筋を検討し、電化が進む将来における水素の現実的な役割、政策・制度・産業戦略を再評価します。

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モデレーター
ゲオルク・エアトマン

ゲオルク・エアトマン

ICEF 運営委員
ベルリン工科大学 エネルギーシステム
退官教授
KSB Energie AG 理事長
シュプリンガーが刊行している学術書シリーズ「エネルギー・資源・環境経済学に関する研究」のシリーズ編集者
(ドイツ)

スピーカー
マイク・エンスカット

マイク・エンスカット

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)イノベーション・テクノロジー・センター センター長
(ドイツ)

※その他の登壇者につきましては、決定次第、順次発表いたします。

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